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チュータのひとりごと

2005年3月アーカイブ

中学部芸術鑑賞(3)

サブホールの入口に来て驚いた。2時を過ぎているのに,生徒たちはまだ入場し始めていない。しかも,かなりの生徒が入場口に密集しているように見えた。

実は,サブホールに入場してから,出席をとるようにテーブルを配置していたため,生徒たちは出席のチェックをしてもらおうと,集合していたのである。

一般の入場者と入口を分けていたので,入場場所が狭くなり,そこに一気に生徒たちが入ったため,少し危険な状態になったという報告が入場担当の教員からあった。バスが早く到着したうえに,会場への入場が少し遅れたことが,その原因の一つであったが,生徒の出席はエントランスホールでとるべきであった。

サブホールの1階は,放送機器を置くスペースが必要なため,この日の座席は600名分しかなかった。つまり,1階は全席,愛光生が着席したことになる。2階席に一般の人たちがいた。

開演時間の2時30分にライトが落ちると,会場のどこからか,手拍子のような音が聞こえたが,すぐ収まり,この後の愛光生の鑑賞態度は良かった。生徒たちを舞台に惹きつける演技が素晴らしかったとも言える。

途中,「長英」の探索シーンで,舞台から会場に降りてきた役者が,生徒たちに質問する場面があり,大いに会場が盛り上がった。

アンケートに答えた約570名の生徒のうち500名以上の生徒たちが,今回の芸術鑑賞を,大変良かった,良かった,普通と評価している。

今後,中学部として,このような芸術鑑賞を何年かに1度企画し,芸術に触れることの大切さを生徒たちに伝えたいと思っている。

  おわり


 お知らせ

 今年度の「チュータのひとりごと」は今回で最終です。

 来年度は4月10日(日)に開始する予定です。
中学部芸術鑑賞(2)

2月12日(土),12時30分に授業が終わり,生徒たちはそれぞれの交通手段で会場に向かった。会場の方は竹内先生に任せて,わたしは,バス輸送を担当した。中1・中2の寮生は,昼食後,それぞれの集団学習室に集合,また中3の寮生は食堂に集合し,舎監による点呼を受けて,すぐにバスに乗車した。このおかげで,バスの乗車については,スムーズに運び,予定よりも早く出発することができた。

途中,渋滞がなかったため,2時到着予定が,10分も早く到着してしまった。会場に入場できるのが2時になっていたので,少し早すぎたなと思いながら,バスから生徒たちを誘導していると,駐輪場の担当の先生から,生徒たちの自転車を置く場所がないと連絡を受けた。駐輪場を見ると,確かに単車や自転車が,すでに相当数並んで置かれており,スペースが少ない。たまたま,すぐ西隣にある駐車場にガードマンと職員(?)が駐車場の整理をしていたので,駐車場入口の外のスペースに自転車を置かせていただきたいとお願いをした。ところが車の出入の邪魔になるので困るという返事であった。その間にも自転車通学生が,どんどん駐輪場へ入ってきていた。わたしは,すぐに県文の担当者の所へお願いに行こうと思ったのだが,そうすると5分間はかかる。そこで,もう一度ガードマンと職員に,わたしがお願いしているスペースは交通の妨げになるところではないから,駐輪させてほしいと申し出た。ところが,返事は同じであった。

ここで,わたしの悪い癖が出た。「ここに駐車している車のどの車が出入りするのに邪魔になるのですか?」とやってしまった。わたしが置かせてほしいとお願いしているスペースは,誰が見ても駐車場への出入りが邪魔になるような場所ではなかった。

ガードマンと二人の若い職員は,返事ができなくなってしまった。わたしは,しまった,と思った。このようなことで,返答に窮するところまで問い詰めてはいけないと思ったからである。時間がないということもあって,このような事態に陥ってしまったのだが,少し申し訳ない気持ちになって,そこで話を打ち切り,結局県文の担当者の所まで走っていってお願いをし,許可をもらい,そのスペースに置かせてもらえることになった。

ガードマンと二人の若い職員は言われた通り,忠実に仕事をしているのであって,その係りの人たちに厳しく注文をつけることは良いことではない。まして,返事に窮するまで問い詰めた自分が少し恥ずかしくなり,お詫びの意味を込めて挨拶をし,サブホールへと向かった。

 つづく

2013年1月

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