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チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(156) ・ 寮の部屋抽選(中1)

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中学部芸術鑑賞(2)

2月12日(土),12時30分に授業が終わり,生徒たちはそれぞれの交通手段で会場に向かった。会場の方は竹内先生に任せて,わたしは,バス輸送を担当した。中1・中2の寮生は,昼食後,それぞれの集団学習室に集合,また中3の寮生は食堂に集合し,舎監による点呼を受けて,すぐにバスに乗車した。このおかげで,バスの乗車については,スムーズに運び,予定よりも早く出発することができた。

途中,渋滞がなかったため,2時到着予定が,10分も早く到着してしまった。会場に入場できるのが2時になっていたので,少し早すぎたなと思いながら,バスから生徒たちを誘導していると,駐輪場の担当の先生から,生徒たちの自転車を置く場所がないと連絡を受けた。駐輪場を見ると,確かに単車や自転車が,すでに相当数並んで置かれており,スペースが少ない。たまたま,すぐ西隣にある駐車場にガードマンと職員(?)が駐車場の整理をしていたので,駐車場入口の外のスペースに自転車を置かせていただきたいとお願いをした。ところが車の出入の邪魔になるので困るという返事であった。その間にも自転車通学生が,どんどん駐輪場へ入ってきていた。わたしは,すぐに県文の担当者の所へお願いに行こうと思ったのだが,そうすると5分間はかかる。そこで,もう一度ガードマンと職員に,わたしがお願いしているスペースは交通の妨げになるところではないから,駐輪させてほしいと申し出た。ところが,返事は同じであった。

ここで,わたしの悪い癖が出た。「ここに駐車している車のどの車が出入りするのに邪魔になるのですか?」とやってしまった。わたしが置かせてほしいとお願いしているスペースは,誰が見ても駐車場への出入りが邪魔になるような場所ではなかった。

ガードマンと二人の若い職員は,返事ができなくなってしまった。わたしは,しまった,と思った。このようなことで,返答に窮するところまで問い詰めてはいけないと思ったからである。時間がないということもあって,このような事態に陥ってしまったのだが,少し申し訳ない気持ちになって,そこで話を打ち切り,結局県文の担当者の所まで走っていってお願いをし,許可をもらい,そのスペースに置かせてもらえることになった。

ガードマンと二人の若い職員は言われた通り,忠実に仕事をしているのであって,その係りの人たちに厳しく注文をつけることは良いことではない。まして,返事に窮するまで問い詰めた自分が少し恥ずかしくなり,お詫びの意味を込めて挨拶をし,サブホールへと向かった。

 つづく

2013年1月

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