愛光学園

60周年特別企画ページはこちら

WWW を検索 愛光学園サイト内を検索

チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(165) ・ 中学部スポーツ大会

|
英語教員としての新しい試み(1)

英語の教員になって36年になる。この36年間に英語の教員として,「生徒に英語の実力をつけるため,自分は何をしてきたのか。」と考えてみると,その努力は決して十分であったとは言えない。

しかし,そのような中で,常に英語の新しい教授方法を考えることが,わたしの楽しみの一つであった。つまり,どのようにしたら,分かりやすい授業を展開できるのかということを頭において授業をしてきたということである。

簡易ラボ(簡易型LL教室),OHP(オーバーヘッドプロジェクター),パワーポイントなどを使う授業で,1時限の授業の準備をする楽しみは,英語の教員でないと味わえなかったのではないかと思うこともある。

愛光に赴任したのが,30歳のときであった。従って今年は28年目を迎えていることになる。

愛光の英語の授業で工夫したことは,「モデルセンテンス」(暗唱文)や「単総」(現在の英単語ターゲット)をどのような形でチェックすると最も効果があるかということである。わたしはこのことを真剣に考え,実行した。現在,モデルセンテンスと英単語ターゲットは,英語科の中で統一され,毎日の10分間の小テストでチェックすることになっている。この小テストには合格点が設定されていて,不合格になると「カキカキ」というペナルティーが課せられる。この「カキカキ」という言葉は,学校内で固有名詞として使われている。

これは,29期生(本校の教員では,竹村司郎先生,半沢直也先生がいる。)の中のある生徒が言い始めた言葉である。当時,小テストに真面目に取り組まない生徒を何とかしようと思って発案した方法で,不合格になると,単語や暗唱文を回数を決めて書かせるペナルティーであった。提出を忘れると書く回数が増える仕組みになっていた。生徒たちは何度も何度も書かなければならないので,これを「書き書き」と呼び始めたのである。

つづく


2013年1月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

アーカイブ

All Rights Reserved Copyright AIKOU educational institution