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チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(167) ・ 地区別懇談会(高知県)

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中1宿泊研修(1)

中1の宿泊研修を5月29日(日)から2泊3日の日程で実施した。

場所は「国立大洲青年の家」で,松山から高速を利用して1時間30分の南予地方にある自然の豊かな土地である。

毎年,中1生が集団宿泊研修を行うために,この地へ出かける。

研修内容がすべて順調にいくかどうかは,天気の状況にかかっている。この時期のことであるから,3日間連続で雨になったというようなことは一度もない。

予定通り,午前8時50分に学校を出発して「青年の家」に向かった。

到着後,入所式とオリエンテーションを行い,その後,11時から午後の屋外研修,「ウォークラリー」の説明が行われた。

この後,「青年の家」での最初の食事(昼食)をとることになった。

食事はバイキング形式で,野菜や果物,肉料理など,かなりのメニューの中から,生徒たちが選ぶことができるようになっていた。また,うどんやそば,カレーライスなども昼食のメニューの中にあり,食べ過ぎたことを,わたしに報告してくる生徒が何人もいた。

ちなみに,寮生に寮の食事と比べてどうかと質問すると,寮のほうが良いと答える生徒もいたし,「青年の家」の食事のほうが良いと答える生徒もいた。

「青年の家」の食事が良いと答えた生徒は,自分が気に入ったものを食べることができることを第1の理由にあげていたようである。

生徒が指摘したこの理由は,食事がおいしいか,味気ないかを自分の心の中で感じ取るとき,その判断基準となる大きな要素の一つではないかと思う。

本校の寮ではこのようなバイキング形式は難しいのかもしれないが,工夫してみる必要があると感じた。

午後1時から「ウォークラリー」が始まり,グループごとに次々と「青年の家」を出発していった。

全グループが出発し終えて,ほっとしていたところ,南の方向にある山並みの上にかすかな黒雲が現れ,小さな雷の音が聞こえた。

山の天気が変わりやすいことは,知っていたつもりであるが,思ったよりもかなり早く,黒雲が「青年の家」の方向に覆いかぶさってきた。

そのうち,雷鳴とともに風雨がひどくなり,戸外で生徒を待っていることができないほど激しくなった。

「青年の家」の担当者と教員団が相談した結果,この後,生徒を歩かせることは危険であると判断し,中止を決定した。

つづく

2013年1月

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