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チュータのひとりごと

チュータのひとりごと(170) ・ 全統記述模試(高3) 

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ダブルスクールと昼休みチェック(1)

 ダブルスクールという言葉を耳にすることがよくある。この言葉をたびたび耳にするようになったのは,ごく最近のことである。

もともとは,大学生や社会人が資格取得や,語学などを学ぶために,夜間,専門学校に通うことを指していたようであるが,高校生が学校以外に塾や予備校へ通うこともダブルスクールと呼ばれるようになった。

都会の生徒たちが,それなりの力を持つ塾や予備校へ通っているという話を聞いたのは,昭和52年に本校に赴任して間もなくの頃であったように思う。

 わたしが5年前まで,20数年にわたって行った「昼休みチェック」は,実は,このダブルスクールと大いに関係があったので,そのいきさつを紹介してみよう。

 第39回と第40回の「チュータのひとりごと」で,「わたしの昼休みチェックは,生徒たちに声をかけるにはどうしたらよいかという問題点を解決しようとすることから始まった。」と紹介した。きっかけは,そのとおりであるが,もう一つ大きな理由があった。

 ある会議の席で,都会の進学校の教師が,「うちの学校の生徒たちは学校でというよりも,塾や予備校で鍛えられているんですよ。大学に入学させているのは,学校ではなくて塾や予備校かもしれませんね。」と述べたと,本校の教員から聞いたことがある。

 わたしは,この話を聞いて,学校の授業だけでは,放課後,塾や予備校に通っている生徒に成績で勝つことは難しいのではないかと思った。都会の生徒と同じ力をつけようと思うと,塾や予備校での学習に代わるものがなければ,とても太刀打ちできないと考えたのである。

 授業の予習,毎日行われる単語や熟語,暗唱文のテスト勉強だけでは,都会の生徒と対等にやっていけないと判断し,毎日,授業以外の課題を与え,それを昼休みにチェックするという方法をとった。

 つづく

2013年1月

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