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チュータのひとりごと

2006年1月アーカイブ

高3壮行会と中1生の合唱(2)

 実は,41期生が中1の時,同じように高3生の前で合唱をしてエールを送ったことがある。この時は,まだ,体育館にピアノがなかったためにリコーダーで最初の音をとり,合唱曲を歌った。当時は男子のみであったため,男声2部合唱であったが素晴らしいハーモニーを体育館に響かせたことを記憶している。

 41期生の合唱が終わって高3の担任から,「高3生が感動していました。ありがとうございました。」という言葉を聞き,中1生にそれを告げると,自分たちが5歳年上の先輩の役に立てたことを素直に喜んでいた。

 現在,合唱コンクールは中1で行うことになっているが,必ずしも2学期に実施しなければならないというわけではない。つまり,合唱コンクールは3学期に行ってもよいということである。

 しかし,3学期にコンクールがあると,この1月の壮行会で歌うことはできない。最近では,合唱コンクールを3学期に行うことが多かったこともあって,壮行会で中1生の合唱を高3生に聞いてもらう機会がなかった。上記の41期生の頃は,合唱コンクールは2学期に実施されていた。今年度から2学期の参観日に合わせて合唱コンクールを開くことが中学部会で決まったので,今後は壮行会で毎年中1生の合唱を高3生にプレゼントすることが可能になった。

 壮行会で混声合唱の歌声を高3生に聞いてもらったのは,本校の歴史の中で今回が初めてのことである。正月に入ってから,中1の音楽の授業が一度もなかったために,音楽担当の小田倫史先生は生徒たちの声が出ないのではないかと心配していた。前日に簡単なリハーサルを行ってはいたものの,コンクールの時のような大きな声は出ていなかった。しかし,高3生を激励する歌として立派な歌であったと感じたのは,わたし一人ではなかったと思う。

 48期高3生のセンター試験での健闘を後輩の生徒たちと共に祈りたい。

    おわり
高3壮行会と中1生の合唱(1)

 センター試験にチャレンジする高3生を激励するために,試験前に生徒会主催の壮行会を体育館で毎年行っている。

 暖房設備のない体育館ではかなり冷え込むため,試験を控えた高3生の体調に悪影響を与えてはいけないということで,できるだけ短時間で終わるように工夫されている。

 生徒会長から激励の言葉があり,高3文系と理系代表の2名がそれに応える形でスピーチをする。その後,高2の各クラスの代表生徒が高3の各クラスの代表生徒に花束を贈呈してエールを送る。

 高3生はこのような催しを開いてくれる後輩のためにも,センター試験で頑張ろうという気持ちになっているのではないだろうか。

 この壮行会が始まって以来,中学生もこの行事に参加してきたが,生徒会のメンバー以外は,どちらかというと傍観者の立場であった。しかし,今年は10数年ぶりに中1生が全員で合唱をして,高3生を激励した。

 中1の学年行事として,11月10日(木)の参観日に合唱コンクールを開催したことについては,すでに「チュータ日誌」で紹介した。この合唱コンクールの課題曲は「翼をください」で,当然,全中1生が歌った曲である。この歌を高3生の壮行会で歌わせてもらおうではないかと,中1担任団と中学部会で話がまとまり,今回の発表が実現した。

 合唱コンクールを参観したご父母が,中1生の歌をどのような気持ちで聞いたかは,想像の域を出ないが,わたしはカメラで写真や動画を撮影しながら,いつものように感動のあまり,涙が出てしまった。音楽担当の小田倫史先生はもちろんのこと,4クラスの担任も共に力を合わせた傑作があの発表であったと私には思えるのである。たとえ,どこかの大会で聞くようなレベルではなかったにしても,クラス全員が真剣に合唱する歌声を素晴らしいと思わなかった人はいなかったはずである。

 このみごとな歌声を聴けば,きっと高3生も喜んでくれるだろうと思い,今回の企画が進んだ。

 つづく

2013年1月

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