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チュータのひとりごと

2007年11月アーカイブ

学校説明会(1)

関東,近畿,中国,九州, 四国の各地で実施する入試説明会の総集編ともいうべき愛光学園学校説明会が11月10日(土)に本校を会場にして行われた。午前中,体育館で全体会を行い,先ず,理事長, 学校長が教育方針を話した。その後,各班に分かれて授業参観や寮見学,さらに,午後から中学受験と高校受験に分かれ, 本校の学校生活や入試科目について,担当者からの話があった。

夏のオープンスクールと異なるところは,実際の生徒の授業を参観できることと, 各教科の担当者から入試の出題方針について聞けることである。

理事長の心温まる歓迎のことばと愛光の教育についてのお話の後,本校の教育方針について, わたしは15分間ほど話をさせていただいた。

夏のオープンスクールの時にも,挨拶をしているので,その際の教育方針の話と重なるかと思ったが, 教育方針の話が,その都度異なっているのもどうかと思い,同様の話をしたうえで,何か別の話を付け足してみようと考えた。

受験希望の生徒たちとその保護者に話したことについて紹介しよう。

 

本日は本校の学校説明会にわざわざ足をお運びいただきまして,誠にありがとうございました。 わたしは校長の中村と申します。

本校のホームページをご覧になっていただきますと,現在3名の教員が更新を担当している「チュータ日誌」, さらに,今年の9月から再開し,毎週日曜日に更新をしております「チュータのひとりごと」に気付いていただけたことと思います。この 「チュータ」というのは,わたしのニックネームでありまして,38年前にある生徒がつけたものが現在まで続いているのです。 わたしとしては,大変素晴らしいニックネームをもらったと思っています。英単語の「tutor」(個人指導教員)だと勘違いされている方もいますが,ネズミの「チュータ」 であります。本日,わたしの姿を見て,なるほどネズミの「チュータ」だと納得された方も多いのではないかと想像しております。

(この話をした時に,会場のあちこちでにっこりしながらうなずいている生徒や保護者の姿が目に留まった。)

さて,本校の教育は,教育的な言葉で言えば,「世界的教養人」を育成すること, カトリック的な言葉で言いますと,「愛と光の使徒」を育成することであります。

これは田中忠夫初代校長が,雪の降る夜に一晩で書き上げたと言われている「われらの信条」 に記されている言葉です。

この「われらの信条」の冒頭の部分で, 「われらは世界的教養人としての深い知性と高い徳性を磨かんとする学徒の集まりである。」また最後の部分で, 「愛と光の使徒たらんこと,これがわれらの信条である。」という言葉で結んでいます。

つづく
 同窓会(2)

 途中,田中忠夫初代校長が起草した「われらの信条」を全員で朗読できるようにスライドを用意した。

 同窓会当日,五百木誠也前校長に続いて壇上に立った。まず,パソコンに自分のパスワードを入れるのだが, 肝心のパスワードがどうしても入らない。数学科の竹内聡教諭に壇上まで来てもらって事なきを得たが, このような場所での思わぬハップニングに本当に焦ってしまった。

 自己紹介でニックネームがチュータであることから始め, パワーポイントを用いて愛光の教育方針について説明を始めた。

 しばらくして,会場に目を向けると,200名を超える同窓生が,にこにこしながらわたしの説明を聞いてくれていた。 「われらの信条」の部分では,こちらからお願いをしたこともあるが,全員が声を出して朗読してくれた。その朗読の声を聞いて, わたしは,同窓生に励ましてもらっているような気がしたものである。

 田中忠夫初代校長は「建学」,門屋方典2代校長は「文武両道」,五百木誠也3代校長は「男女共学」と, 歴代校長のご功績を受け継ぎながら,扉を開いて新たなる挑戦をする勇気を同窓生からもらったような気持ちになった。

 そして,わたしは次のように述べ,同窓会の挨拶を締めくくった。

「わたくしは,親と子と先生を教育の三位一体と呼んでいますが,子どもの教育をサポートする三位一体は, 親と同窓生と先生だと考えています。 同窓会の立場で愛光の教育に深いご理解と温かいご支援をいただけるようお願いして挨拶といたします。」

 おわり
同窓会(1)

10月27日(土)に本校の同窓会が行われ,招待を受けた。校長に就任後, 初めての同窓会ということで,出席させていただくことにした。

 プログラムの冒頭の部分に新旧の学校長挨拶が組み込まれていて, わたしに与えられた時間は15分間であった。

 この挨拶の依頼が同窓会担当教諭からあって以来,同窓会では何を題材に話しをすればよいのかということが, 頭の片隅から離れなかったのである。

 10月はちょうど入試説明会の実施月にあたっており,毎週,土, 日に全国各地に出張して説明会が行われる。今年度のわたしの担当地域は北九州,福岡,大阪で, 説明会の冒頭に教育方針について説明するのが主な役目であった。

 教育方針をただ口頭で話すだけでは,聞いている出席者に分かりにくいのではないかと思い, わたしはパワーポイントを利用してスライドで要所,要所の説明を行うことにしている。大阪での説明会を終えたとき, 同窓会の挨拶のことを思い出し,この説明会で使ったスライドを作り変えて, 同窓生に紹介したら喜んでもらえるのではないかと思いついた。同窓会は大阪の入試説明から6日後であったので,十分に時間はあった。

 自分たちが卒業した学校の教育方針が同窓生にどのように受け止められるのか少し不安はあったが, さっそくスライド作りにとりかかった。

つづく
文化祭・体育大会慰労会

 

毎年,文化祭,体育大会が終わった後,教職員の慰労会を行うことにしている。

今年も市内のホテルであったが,その際,恒例として最初に理事長が挨拶し, 続いて学校長が挨拶することになっている。

この挨拶でわたしは次のような話をした。

 

「皆さん,文化祭,体育大会の2大行事,本当にご苦労様でした。体育大会の挨拶でも述べましたように, 行事は「感動の教育」を行う場です。生徒が味わう感動や感激が大きいか,小さいかは,準備作業にかかっているような気がします。

この準備作業には,当然,教員がかかわらなければなりません。教員がかかわるからこそ,行事教育, 感動の教育と言える,つまり,教育という言葉を用いることができるのだと思うのです。

 今年の文化祭,また体育大会,いずれも,先生方が目に見えるところ,また目に見えないところで, 生徒と様々なかかわりを持っていただき,感謝しています。

先生方が生徒とかかわりを持っていただいたことは,生徒が一番よく分かっていることと思います。

行事だけではなく,授業や学校のあらゆる活動において, 教員の指導やかかわりを生徒がどのように受け止めているのか,どのように感じ取っているのか,この点を理解しておくことが, われわれの教育において非常に重要なことだと強く感じています。

今後も先生方が生徒とのかかわりを深めていただくことをお願いして,簡単ではありますが, 開会の挨拶といたします。」

 

文化祭は生徒部の教員を中心に,体育大会は体育科の教員を中心に実施される行事であるが, 細部では多くの教員が関わり,運営されている。このように考えると,二つとも,本校の教職員と生徒との総合力, つまり学校力が試される行事と言えよう。

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